ゲームUI/UXデザインコース

プレイヤーを導き、世界観に没入させるインターフェース設計

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インタラクティブな架空ゲームメニュー画面のモックアップ

なぜゲームには『専門の』UI/UXが必要なのか?

一般的なアプローチの問題点

  • 1
    世界観の破壊: 一般的なアプリUIの知識だけでは、ゲームの没入感を損ね、世界観を壊してしまうことがあります。ゲームは単なる情報伝達ではありません。
  • 2
    情報過多と混乱: 複雑なゲーム内情報をプレイヤーに分かりやすく、かつ直感的に提示する方法が見つけられず、プレイヤーを混乱させてしまいます。
  • 3
    操作のストレス: 不適切な操作性やフィードバックは、プレイヤーに不満を与え、ゲームへのモチベーション低下や離脱を招く最大の要因となります。

Xelquindarvethが提供する解決策

  • 世界観と一体化: ゲームのジャンルやアートスタイルに完璧に溶け込む、視覚的に魅力的なUIデザインを創造します。プレイヤーがUIの存在を意識しないほどの自然な体験を追求します。
  • 直感的な情報アーキテクチャ: 膨大な情報を効率的かつ論理的に整理し、プレイヤーが必要な情報に瞬時にアクセスできるような情報設計とナビゲーションを提供します。
  • マイクロインタラクションの魔法: 触れるたびに喜びを感じるような、繊細で楽しいマイクロインタラクションをデザイン。アニメーションとサウンドで操作に生命を吹き込み、体験を向上させます。

学習モジュール: 次世代ゲームUI/UXの核を学ぶ

基礎理論 & プレイヤー心理

ゲームUI/UXの根幹をなす理論、情報設計、そしてプレイヤーの行動心理学について深く掘り下げます。なぜユーザーはこの選択をするのか、その裏にある心理を解明します。

  • ゲーミフィケーションの原則
  • 認知心理学とUIデザイン
  • インフォメーションアーキテクチャ
プロフェッショナルツール習熟

Figma、Adobe XD、Photoshop、Illustratorといった業界標準のツールを実践的にマスター。コンセプトから完璧なビジュアルアセット作成まで、一流のデザイナーに必要なスキルを身につけます。

  • モダンUIデザインツール操作
  • ベクターグラフィック作成技法
  • ラスタースキルと画像編集
プロトタイピング & ユーザビリティテスト

アイデアを素早く形にし、ユーザーからのフィードバックを基に改善を繰り返すプロトタイピング手法を習得。実際のプレイヤーテストを通じて、最高のユーザー体験を追求します。

  • インタラクティブプロトタイプ作成
  • ユーザーテスト計画と実施
  • データに基づいた改善サイクル
モーションデザイン for UI

UIに生命を吹き込むアニメーションとトランジションのデザイン。After Effectsを活用し、プレイヤーに「触って楽しい」と感じさせる洗練されたマイクロインタラクションを創造します。

  • UIアニメーションの原則
  • After Effectsの応用
  • ゲームエンジンへの実装考慮
デザインシステムの構築

大規模なゲーム開発に不可欠なデザインシステムを構築。コンポーネントライブラリ、スタイルガイド、実装ガイドラインを作成し、一貫性と効率性を高める方法を学びます。

  • コンポーネント駆動開発
  • スタイルガイドの作成
  • 開発者との連携戦略
コンソール、PC、モバイル対応

様々なプラットフォーム環境におけるUI/UXの最適化戦略。画面サイズ、入力デバイス、プレイヤーの行動パターンを考慮した設計思想と実践的なアプローチを学びます。

  • マルチプラットフォーム戦略
  • レスポンシブUI設計
  • 入力デバイスへの適応

ケーススタディ:没入感を高めるRPGメニュー画面の改善

Xelquindarvethのカリキュラムを通じて、いかに複雑なUIを洗練された体験へと昇華させるか、具体的な事例でご紹介します。

Before: 雑然としたインベントリ画面

改善前のRPGインベントリ画面
初期デザイン案。情報が羅列され、カテゴリ分けが不明瞭なため、プレイヤーは目的のアイテムを探すのに苦労していました。
  • アイテムが一覧で表示され、目的のものを探しにくい
  • 装備品と消耗品が一律に並び、視覚的階層がない
  • アイテム詳細情報へのアクセスに複数ステップ必要

After: 直感的で美しいインベントリ画面

改善後のRPGインベントリ画面
Xelquindarvethで学んだ原則を適用。カテゴリ別タブ、視覚的なアイコン、装備比較機能を統合した最終デザイン。
  • カテゴリ別タブにより、アイテムを素早く分類・閲覧可能
  • アイコンとグリッド表示で視覚的にアイテムを識別しやすい
  • 装備比較やソート機能を導入し、アイテム管理が大幅に効率化

改善効果: アイテム管理時間が平均30%短縮され、プレイヤーの満足度が15%向上しました。

現役UI/UXディレクターが答える

上野 ケンジ 講師
上野 ケンジ

リードUI/UXディレクター

Q: 良いゲームUIの秘訣は?

A: 「プレイヤーがUIの存在を忘れて、ゲームに集中できること。それが最高のUIです。ユーザーが意識せずとも目的を達成できる、直感的で邪魔にならないデザインを追求することが重要です。UIはゲーム体験を妨げるものではなく、むしろシームレスにゲームの世界に溶け込むべきなのです。」

田中 エリ 講師
田中 エリ

シニアUIデザイナー

Q: 最近のUI/UXのトレンドは?

A: 「ミニマリズムと世界観の融合ですね。情報を最小限に抑えつつ、ゲームのユニークなアートスタイルや雰囲気と完全に一体化させるデザインが主流です。単に美しいだけでなく、プレイヤーがゲームの世界により深く没入できるよう、UI自体が物語の一部となるようなアプローチが求められています。」

集大成:オリジナルゲームのUI/UX全体設計

XelquindarvethのゲームUI/UXデザインコースの最終課題は、あなた自身のクリエイティブなビジョンを形にする集大成です。受講生は、自分で選択したジャンル(RPG、FPS、パズルなど)の架空のゲームタイトルを設定し、そのゲームのUI/UXをゼロから全体設計します。

このプロジェクトでは、学んだ全ての知識とスキルを統合し、実際のゲーム開発で要求されるレベルの成果物を創造します。単なるデザイン作業に留まらず、ゲームのコンセプトからプレイヤー体験の最適化まで、一連のプロセスを全て経験することで、即戦力となるデザイナーとしての自信と実績を築き上げます。

成果物一覧

  • コンセプトドキュメント: UI/UXデザインの目的、ターゲットユーザー、ゲームの世界観との融合戦略を明文化。
  • ワイヤーフレーム: ゲームフローに基づいた情報構造と画面遷移の設計図。
  • インタラクティブプロトタイプ: FigmaやAdobe XDで作成された、実際に操作できる高品質なモックアップ。
  • デザインシステムガイドライン: コンポーネント、タイポグラフィ、カラーパレットなどを定義した、開発者向けの包括的なドキュメント。

このプロジェクトが、あなたのポートフォリオの中核となり、ゲーム業界への扉を開く強力な武器となります。

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最終課題のゲームUI/UXプロジェクトのモックアップ

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